広見線・伏見口駅(現在の明智駅)の構内に休む「なまず」こと850系。何とも言えないこの独特の顔立ちが実に印象的でした。
<昭和51年頃? 伏見口駅>
<850系について>
昭和12年、日本車輌製。
当時流行した流線型スタイルで、西部線の特急電車として登場しました。
正面まで垂れ下がった屋根に埋め込まれたヘッドライト・・・。その独特の顔立ちから「なまず」というニックネ−ムで親しまれた車輌です。
昭和14年に全車が電装化されましたが、間もなく元に戻されてロングシ−ト化され、戦後は一時期800系の片運転台車であるモ830形をはさんで、3両編成で運行されていました。
昭和51年に登場した6000系が増備されたため、1編成が廃車され、昭和55年にオ−プンした南知多ビ−チランドに食堂として保存されていましたが、現在はビ−チランドからも姿を消しています。
残った最後の1編成も、他のAL車との共通運用で1500V線区で健闘してきましたが、昭和63年、ついに廃車され、系統消滅となっています。
<850系の思い出>
「なまず」こと850系。
残念ながら、私はこの電車に乗ったという記憶がありません。しかし、新名古屋駅の地下ホ−ムで、このユ−モラスな車体を初めて見たという記憶は今でもはっきりと覚えています。
それぐらい強烈なインパクトを私に与えた車両でもあったのです。
当時は、上の写真の様な赤一色の塗装ではありませんでした。私の記憶に誤りがなければ、確か前身ダ−クグリ−ン一色に塗られていたと思います。
そんな、いかにも無骨な電車が他のAL車と併結して、新名古屋駅に甲高いブレ−キ音をたてて、やって来たのです。
「何だ!!この電車は!!」と、子供心ながらに、驚きながらも、非常に貴重な電車を見たと嬉しかった記憶があります。
<名鉄800系の車内の画像が「yoshh」さんのペ−ジに掲載されていますので是非御覧ください。>