第４回 変わりゆく光景〜鵜沼宿付近〜
鵜沼宿駅付近を走行中の名鉄電車（７７００系）の車内から撮影。写真に写っている線路は併走するＪＲ高山本線の線路です。（97･01･02撮影）
【デッドヒ−トが見られた鵜沼宿】
名鉄各務原線・鵜沼宿駅付近は名鉄線とＪＲ高山 本線が最も寄り添って併走する区間です。
昔からこの区間では、一路鵜沼駅を目指して名鉄 電車と高山本線の気動車がデッドヒ−トを繰り広げる光景が見られる場所でも
ありました。
・・・“デッドヒ−ト”などと格好良く言ってし まいましたが、私が今まで見てきた限りでは、殆ど高山線の気動車が先行して
いました。停車駅が少なく、スピ−ドが出てている気動車には、流石の名鉄急
行電車も追いつけないようでした。(^_^)
【時は流れて・・・】
高山本線の列車と名鉄の列車が先を競うかのよう な光景が見られたこの場所も、訪れるたびに“時の流れ”というものを実感し
ます。私が子供の頃は、急行「のりくら」号と名鉄の旧式ＡＬ電車が併走する
姿を見たものです。
やはりその時も、急行「のりくら」号のぶっちぎ りの圧勝でしたが・・・。鵜沼宿駅に停車してしまっては勝負にはならないの
は・・・当然ですね。(^_^；
このような楽しい光景が見られた鵜沼宿駅も、既 に両者とも姿を消し、今や高山本線は「ワイドビュ−ひだ」が、名鉄は新性能
電車たちが駆けめぐっています。
「のりくら」とＡＬ車の競争は今は昔の話しとな ってしまいました。