特別企画「丸窓三昧の1日」


伊自良川鉄橋を行くモ510形3連列車


ついに、ついに、撮影出来ました!!「丸窓電車」こと名鉄モ510形の3連列車(進行方向右側から514+512+513)。たくさんの通勤・通学客を乗せて忠節へと向かいます。【97・01・18伊自良川鉄橋】


「丸窓電車」こと名鉄モ510形。その運用は予備車で あるがゆえに、あまりにも流動的で、過去何度となく撮影に出掛けても、その 雄姿を見ることが出来ず、泣かされ続けてきました。
しかし、年末年始の休みも明けた1月18日、意 を決して再び揖斐線を訪れました。途中、各務原線の電車の車窓から名鉄岐阜 工場を覗いてみると、そこにはモ750形758号が入場しているではありま せんか!!
「むむ!!これは510の運用にも何か動きがあ るはずに違いない!!」と確信した私は、一路伊自良川鉄橋へと急ぎました。
そして、伊自良川鉄橋に到着。過去訪れた時には 、他にもカメラを持った人が何人かいたのですが、今日は私1人だけ。これに は、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
ともかくも、カメラをセッティングして待つこと しばし。尻毛駅方向から「ウ−ン」という釣り掛けモ−タ−の音を唸らせなが ら坂を登ってきたのは、510形の3両連結!!
ついに!!ついに!!とらえました。(上の写真 は引きつけ過ぎて小さくなってしまいましたが。)過去何度となく透かされ続 けて涙を飲んできたこの3連運行の撮影が実現したのです。
興奮しながらも、3連の撮影を済ますと慌ただし く尻毛駅へ戻り、後続の列車へ飛び乗り、忠節駅へと引き返しました。
忠節に到着すると、2番線ホ−ムに510の3連 が折り返し黒野行きとして止まっていました。改札口を出て切符を買いなおし 、すぐさま510の車内に乗り込み座席をキ−プ。
ロングシ−トからクロスシ−トに換えている車両 なので、シ−トピッチが合わず、座席によっては柱が真ん中にあって車窓が見 えづらいのです。
発車時刻が近づいてきても乗客はまばら。ラッシ ュ輸送も一段落しているし、反対方向なので、乗客が少ないのは当然なのでし ょう。
さて、忠節駅を出発した510の3連列車は各駅 停車で黒野を目指します。私は最後部の車両に乗ったのですが、前に丸窓、さ らにその前にも丸窓が連結というのは本当に何とも言えない気分でした。
また、私自身、この3連列車に乗車したのは昨年 の8月以来のことでした。
忠節から30分あまり、終点の黒野が近づいてき ました。「さて、これからどうしようかなあ。」と考えていた矢先、車内放送 が入り、「本揖斐方面は一番後ろの車両(514)にお移りください。」との こと。


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