第7回 私の生活路線〜営団地下鉄東西線〜


<はじめに>

JR総武線・西船橋と中央線・中野の間を結ぶ営団地下鉄東西線。
私自身、東西線との付き合いはもう20年になります。通学から通勤、そして旅行に出掛けるとき等、様々な面で世話になってきている、この路線について紹介したいと思います。


東西線開通記念切符


昭和39年12月23日に開業した東西線の開通記念優待乗車券です。開通当初の区間は高田馬場〜九段下間でした。


<東西線について>

営団地下鉄東西線は、総武線西船橋と中央線中野の間(30.8Km)、を結ぶ地下鉄線です。
東西線最初の開通は昭和39年12月の高田馬場〜九段下間でしたが、この区間には車輌搬入に都合のいい地上路線が無かったので、千代田区役所横の地上から地下へとクレ−ンで吊り降ろされて搬入されています。
春日三球が「地下鉄の電車は何処から入れたんでしょうね?それを考えていたら夜も眠られなくなっちゃう。」と漫才をやっていましたが、これがその答えになるのではないでしょうか。(^_^)
さて、東西線が全通したのはそれから4年後の昭和44年3月でしたが、その後、東陽町以東の沿線開発が進み、利用者が増加したために、昭和54年10月に葛西〜南砂町間に西葛西駅が、昭和56年3月に行徳〜浦安間に南行徳駅が開業しています。
路線は隅田川の下はケ−ソン工法で通過し、門前仲町〜東陽町間はシ−ルド工法で建設された単線円形断面トンネルになっています。その中間にある木場駅はシ−ルド工法で作られた営団地下鉄初の駅でもあります。
西船橋〜南砂町間は約1.1Kmの部分を除いて、PSコンクリ−ト或いは鋼構造の高架橋と橋梁で建設されています。
この区間には江戸川放水路・旧江戸川・中川&荒川にかかる橋梁がありますが、なかでも中川&荒川にかかる橋梁は全長1,236mでワ−レントラス型の鉄橋としては日本有数の長さを誇ります。
運行面では、当初は中野〜東陽町間を建設して、中央線との相互乗り入れ運転を計画していましたが、総武線の混雑緩和のため、さらに西船橋まで延伸することに計画が変更されました。
その結果、中央線・総武線、そして昨年4月に開業した東葉高速鉄道との相互乗り入れ運転を行うこととなりました。
車輌は、営団車輌はアルミ合金製車体の5000系とセミステンレス鋼製車体の5000系、さらにその後継車輌の05系が、JR車輌はアルミ合金製車体の301系と全金属車体の103系が、そして東葉高速鉄道は前述の5000系を種車にした1000系が運用されています。


トップペ−ジへ戻る

次のペ−ジへ進む