特別企画4 丸窓を追って


<はじめに>

名鉄の最古参電車モ510形が12月30日に団体運転として久々に美濃町線を走行すると聞き、その姿を一目見ようと現地へ向かいました。非常に簡単ではありますが、そのミニレポ−トをしたいと思いますので、どうぞ御覧下さい。


モ510形(1)


忠節駅から回送運転で徹明町までやって来ました。<97-12-30徹明町>


モ510形(2)


そして遂に徹明町の渡り線を通って美濃町線へ入線!!<97-12-30徹明町>


モ510形(3)


美濃町線の徹明町電停に到着するとしばしの停車。その鼻先には連接車モ870形が停車しているという普段では見られない珍しい光景に詰めかけたたくさんの鉄道ファンがしきりに写真撮影をしていました。<97-12-30徹明町>


モ600形(1)


丸窓電車はその後、競輪場前を経由して市ノ坪駅と回送されて行きましたが、団体列車運行までに2時間もあるようなので、一足先に美濃まで行くことにしました。で、やって来た電車は細面が特徴のモ600形(旧性能車)です。車内はオ−ル1人掛けと2人掛け転換クロスシ−トが千鳥配置されいます。


モ600形(2)


因みにモ600形の運転台を覗かせてもらいました。かなりシンプルな作りのようですね。あと写真右下に続行運転表示板が置かれているが見えます。


モ590形(1)


終点の新関駅に着くと丁度いいタイミングで美濃行きの電車が接続していたので、その電車に乗り込みました。使われている電車はモ590形という車両でまさに路面電車といった感じの車両です。そして、その電車に乗り込んだ乗客は殆どがテツな方(私も含む)たちばかりでした。<97-12-30美濃>


モ510形(4)


あちらこちらと回っているうちにいよいよ真打ち登場の時間が迫ってきました。私は白金駅まで美濃町線を南下して上芥見〜白金間にある鉄橋付近の急カ−ブで待ち構えることにしました。(と言うのも鉄橋近辺はたくさんの人達がいたから入り込めなかったのです。)撮影ポイントに立って待つことしばし続行表示板を付けた2両編成のモ510形がやって来ました。雨が降りしきる中、傘を放り投げてカメラのシャッタ−を切りました。ところで、不思議な事に前照灯を後方の車両も付けておりましたが、あれは何だったのでしょうね?また、前サボも「えふとれいん」というオリジナルのものをあつらえているのが印象的でした。で、その列車が通過して行った直後にモ600形がノソノソと後をついて行くように通り過ぎて行くのでした。<97-12-30上芥見〜白金>


モ510形(5)


モ510形を追って再び美濃駅へ。美濃駅に到着すると既にたくさんの鉄道ファンが電車を取り囲むように撮影している姿が見えました。勿論私もその中に紛れ込んで撮影をしました。モ590形と並ぶモ510形。この光景はそうは見られないものですゾ!!<97-12-30美濃>


モ510形(6)


これが続行運転を行う場合に掲出される表示板です。モ510形は美濃町線で運行される事は滅多にないので、このような光景は本当に珍しいものですね。<97-12-30美濃>


モ510形(7)


この楕円形の戸袋窓。これこそが「丸窓電車」の所以なのです!!<97-12-30美濃>


<最後に>

という訳で美濃町線を走行した丸窓電車モ510形のミニレポ−トをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?当日は雨天という事もあって撮影も思うように行かず、写真の出来上がりも御覧の通り、惨憺たるものでしたが当日の雰囲気が皆さんに伝われば幸いです。最後に皆さんの御意見・御感想等をお待ちしておりますので、宜しくお願い致します。


美濃駅構内


美濃駅構内にて<97-12-30美濃>


お粗末さまでした。Back to Top

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