第5回 消え行く釣り掛け 総武流山電鉄


クハ81形


引退さよなら運転中のクハ81形。特製プレ−トを取り付けて最後の花道を行きます。<97・02・01馬橋駅>


JR馬橋駅を起点に流山まで、わずか5.7キロという全国有数のミニ私鉄である「総武流山電鉄」。
この私鉄との出会いは今でもはっきりと覚えてい ます。
今から18年前の昭和53年10月2日。その日は、国鉄武蔵野線が新松戸〜西船橋間の新規開業初日で、その武蔵野線に乗車し終えた時に本当に偶然に出会ったのきっかけでした。
新松戸駅の駅前をウロウロしていると、単線の線路が細々と通っているのを見つけ、当時、流山電鉄の存在を知らなかった私は「どんな電車が走っているんだろう?」と線路ずたいに歩いたのでした。
今だから言えますが、近くに幸谷駅があるのを知らなかったので、小金城跡駅まで歩きました。(^_^;
その当時は2両連結の橙色の電車がのんびりと走っていたのを覚えています。あれから18年、流山電鉄は車両も駅も大きく変貌し、特に幸谷駅は当時は土を盛っただけのひっそりとした無人駅だったのが、今は駅員常駐の立派な駅になっているのを見て、ただただ驚くばかりです。
武蔵野線・新松戸駅に隣接しているので、乗降客が増加したのでしょう。
そんな思い出がある流山電鉄だけに、今回の「なのはな号」のさよなら運転を機会に、ほぼ6年振りに馬橋駅を訪れました。


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